幼少期の夏の話です。
わたしは田舎に住んでいます。
近くには公園さえないような所です。
近所に同い歳の子供はおらず、両親は仕事でいない日々が多かったです。
幼い私は寂しくて、よく山に入って散歩していました。
山の中は涼しく、更に様々な音がして心地よかったのです。
木々のざわめき、誰かの話声、風の音。
私はそれらが大好きで、毎日のように山に行っていました。
ある日、いつもの様に山を歩いていると1人の女性がいました。
空色のワンピースに白いサンダルを履いた女性でした。
私は初めて人と出会ったので吃驚していました。
すると女性は「こんなところに来てどうしたの?」と聞きました。
遊んでるの、と答えると女性はニッコリと笑いました。
「あっちに素敵…[ 続きを読む ]
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