今宵、闇咲坂の真上のこの四阿で、顔の思い出せない誰かを待つ私たち二人が語る怪談は、際限なく恐ろしさを増してゆく。
#呟怖 2020年10月18日 22:09
]]>女は生前の友人と交際していたという。
なぜ突然自殺したのか、まるで判らなくて。
女は唇を噛んだ。
白い人だな。 また思った。
今、屋上から飛び降りる間際にも、思い返していたのは女のあの白さだった。
#呟怖 2020年10月15日 0:02
]]>魂が凍りついた。
死の間際、ビリーが口にしたのは、僕ら兄弟が父から惨い折檻を受けた夜、震える弟を抱き締めながら僕が必ず囁いていた言葉だった。“全て悪い夢だよ”
#呟怖 2020年5月26日 23:17
]]>蛇。あれは蛇だ。
#呟怖 2020年1月20日 19:27
]]>でも
奥に
目が
今日も窓から誰かが私を覗いている。
#呟怖 2020年1月14日 21:55
]]>と繰り返し言いながら、母は毎晩深夜二時に僕を叩き起こして、かつて一家心中のあった廃墟の一軒家へと連れて行く。
#呟怖
]]>家事も一切せず、子供の面倒すら見ない。
パパー、お腹ちゅいたよぉ。
娘が半泣きになっている。
一度、医者に見てもらった方がいい。私は妻を諭した。
ある日、
「おかしいのは
あなたです
もう耐えられない
その声真似」
と書き置きを残し、妻は消えた。
#呟怖
]]>義母の嫌味を聞き流してから、私はまた眩惑坂を登り、脳病院を訪れた。
狂っているのは貴女以外の国民の大半です。
なら、先生はどちら?
私は、狂った側ですね。この国と共に破滅したいから。
主治医は声を潜めて嗤う。
#呟怖
]]>こんな時に限って昔の思い出したくもない厭な記憶が甦る。
ベッドから出ると、私は冷蔵庫を開け、床に生卵を12個叩きつけて割り、その上にマヨネーズを丸々1本振り撒いておいた。
片付けは明日の私に任せた。
特に意味はない。意味など息苦しいだけだ。
#呟怖
]]>でもサダ君だけは無理だった。完璧すぎた。
(サダ君、もう来なくていいです)
(サダ君が悪いと思う人、手を挙げて)
嗜虐の悦楽に震えた。
今、私はサダ君の奴隷だ。
喜んで奴隷だ。
#呟怖
]]>そうだ、Sに怪談を聞こう。
あいつが毎日SNSに投稿している怪談は支離滅裂な自己満足の駄作ばかりだ。
「S、何か怖い話ない?」
「まず、お前の首の掌の痕が怖いよ」
……いや、求めてるのと違う。
返信元 - まー@運営 さんが新しい投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」を公開しました。 みなさんどうも、管理人です ▓▓ ु‹:) ु お馴染み『呟怖』。ツイートに『#呟怖』というタグをつ[…]
]]>〈もはや犬小屋ではない〉
と書かれた板が打ちつけられていた。
会社に着き、PCを立ち上げると、総務部長から来たメールの冒頭に
『このメールは、もはや人間宛てではありません。』
と書かれていた。
カチカチ。もはやダブルクリックではない。
痙攣。
#呟怖
]]>「全員狂って死ぬ! 全員狂って死ぬ! 全員狂って死ぬ!」
とずっと叫んでいたが、道行くセレブたちは皆、完璧なまでに無視していた。
#呟怖
]]>「ねえ、お互いに秘密をひとつ打ち明けようよ」
ヨウコちゃんが悪戯っぽい顔で囁く。
迷った末、思い切って打ち明けた。
「私は……BLが好き」
「あたしは、解体が好き」
……解体?
#呟怖
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