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とく茶 さんが投稿「† 呟怖王 2020 †」にコメントしました。 4年 1か月前
寄り合いで寺の住職と隣席になったんよ、興味本位で「なんか怖い話とかあります?」って聞いたら笑われちゃった。やっぱ失礼だったかなって思って謝ると「違う違う」って「まさか肩に幽霊乗っけてる人に怖いこと聞かれるとは思わんくて」て言うから肩見たら「反対の肩だよ」ってまた笑われた… #呟怖
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とく茶 さんが投稿「† 呟怖王 2020 †」にコメントしました。 4年 1か月前
さっきから玄関先で誰かが会話してるんだけど、センサーライトが一向に点かないんだよね
中年っぽい男二人が「最近の神社は人が少なくていい」とか「寝てたら口に入ってきたから食べた」とかそんな話してる
猫達もずっと怒ってるし、人だか霊だか知らんけど気味悪いから早く帰ってほしい… #呟怖 -
とく茶 さんが投稿「† 呟怖王 2020 †」にコメントしました。 4年 1か月前
私は小さい頃、少しでも目を離すと二階やら幼稚園やら果ては祖父母宅などに一瞬で移動していたらしい。父母は藁にも縋る思いで地元神社の土鈴を持たせたところ、その不思議な現象はピタリと止んだそうだ。
「この子もそうかもしらんね」
母は行方不明を報じるニュースを見ながらぽそりと呟いた。#呟怖 -
とく茶 さんが投稿「† 呟怖王 2020 †」にコメントしました。 4年 1か月前
コンコン閉めなきゃよかったコンコンコンコ昨日から音が止まないンコンずっとコンコン中で叩いてるコンコンコンこわくてコンコンコン確認もできないコンコンコンコンコン俺はコンコンコ悪くないンコンコンコ仏壇のンコンコンコ扉をンコンコンコン閉めただけなのにコンコンコ #呟怖 ンコンコンコンコン
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とく茶 さんが投稿「† 呟怖王 2020 †」にコメントしました。 4年 1か月前
その心霊スポットは噂通りだった。
乱れ髪と白い着物、笑う女から逃げてきたというのにあいつは満足そうだ。
「3ヶ月前、出るって噂だけ流したんだ。容姿は尾ひれだな」
「…噂が幽霊を作ったと?」
「いや、恐怖が幽霊を作るんだ」
人の想像は空恐ろしいな、と笑う顔は先程の女とよく似ていた。#呟怖 -
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とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
零能力者の友人が墓参り代行のバイトを受けた。本部からの要項通りにロープと釘とバールとハンマーとペンキを持った友人に疑問を投げる。
「まぁこれも故人への『墓参り』じゃね?」と言うから故人も遺族も大概だし、それを受ける業者も友人も大概で、その『参り』は多分違うと笑う自分も大概だ。#呟怖 -
とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
では視野の違いだが、目の位置により異なるのはわかったね?どれくらい人間の視野が狭いか、調べ方は簡単だ。自分の目の前、目の高さに人差し指を立て、眼球を動かさないようにゆっくり横に移動させてごらん。指が見えなくなる位置があるだろう?先生はな、ずっとそこに女の子が立っているんだ。#呟怖
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とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
静かな部屋が急に寂しくなって実家へ電話をかけた。片耳に当てた向こうは随分と賑やかで自宅との対比に苦笑いが漏れる。
『たまには帰ってきたらどう?こっちは煩いくらいよ』
笑う母にそう締めくくられ、電話を切る。途端訪れる静寂に耳が痛い。
幽霊屋敷と呼ばれた実家を初めて恋しいと思った。#呟怖 -
とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
同居の話に祖母は古い家と仏壇を交互に見た。
「この家から離れるのはねぇ」
今よりスーパーや病院が近くなること、仏壇の用意やお墓は駅前の永代供養にと伝えると悪くない反応が返ってくる。「ばぁちゃんは賛成だってさ」
悩んでいた祖父は「ほんならええか」と言って祖母の遺影を振り返った。#呟怖 -
とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
ある時、眼鏡が喋り出した。
レンズが汚れてる、疲れ目には睡眠だ、とかいちいち人間くさい。レンズ交換だけして使い続け、人生の半分以上共にいる眼鏡は、心配性のお節介な奴だった。思い返して笑い、馴染んだ眼鏡をケースにしまう。「さよなら、付喪神」
私は今日レーシックの手術を受ける。#呟怖
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とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
とうとうやった!
殺ってやった!
ずっといなくなればいいと思ってたアイツを私がこの手で殺してやった!あとは後始末だけ…笑いが漏れた。
ライトの灯りを頼りに目星をつけておいた場所を掘る。ある深さまで掘った時、私は穴を元通りに埋め直した。どうやら先客がいたようだ。#呟怖
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とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
池の水を抜くあの番組、実は地元に来たことがあって。ロケで排水作業してるのを見てたんだよね。底が見える位になった時、近くにいた作業員が黒い塊を指差して言った。
「ここも駄目だ、アレがいる」
その後、結局放送されなかった。あの冷たいヘドロの底には何が居て、何が駄目だったんだろ。#呟怖
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とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
聞いた話だけど、同僚さんの減量方法がすごかった。
何も無いところに向かって「おいで」って話しかけるだけ。1週間くらいで食欲減退と睡眠不足でいい感じになってくるから目標体重になったら塩被って終わり。
って教えてくれた同僚さん、今は格子のついた部屋でずっと誰かと話してるんだって。#呟怖
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とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
「ここに自殺を繰り返す幽霊がいる。なぜだと思う?」
見ると地面に半透明な人が倒れている。
「…亡くなった人の記憶だろう、無念とか」
「違うねぇ」
倒れた人の傍にあった石を拾い、他所へ投げると今度は現れない。
「石の記憶だよ」以来自殺を繰り返す幽霊話の現場がちょっとだけ移動した。#呟怖
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とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 5年 1か月前
あの呟きを投稿してから世界がおかしくなった。テレビは砂嵐、電話は通じない。唯一ここだけが私を元の世界と繋げている。
町には顔のない人が歩き、六つ足の獣がそれを食べる。空は緑で血の雨が降る夜には月が三つ、一晩中笑い声がしてきがくるいそう。
ここ は 私の書い た #呟怖 の世 かい だ 。
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