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ザクレロ が更新を投稿 6年 8か月前
私は以前コーヒー店に勤めてました。
学校や病院など、多くの人が行き来する場所は出るとよくいいますが、飲食店も例に漏れず、閉店などの事情から三件ほどお店を変わりましたが、すべての所でそういう話がありました。
3件のうち2件は姉妹店で、食べログにも4.7の評価のつくそこそこの人気店です。
古い時計と、オイルランプが飾られてて、郵便ポストがトレードマークのお店です。
そこにたまに出てたのが紫のマダムと黒いスーツの男性です。
お店はL字の形をしてて縦の方に調理場と客席、横の方に客席のみあるのですが、この横の客席は奥まっててよくいえば静か。悪く言うと薄暗い感じの場所で、2人ともそこにいることが多かったです。
今思うとお客様が少ない日に現れてる気がしました。
休憩から帰ると、入り口から見える場所にスーツの男性が4人席に背を向けて座っていたのですが、テーブルに食べ物を置いている雰囲気がなく、メニューも全部こちらにあって、注文も受けてないようでした。たまに静かに奥に入って来て、店員に気付かれないお客様もいたので、急いでお水とおしぼりとメニューを持っていくと誰もいなかったり。
他の人に話すと私も見たことあると言う人もいました。
もう1人、紫のマダムはもっと存在感があります。
お店に入って奥の席に歩いて行くので、いらっしゃいませーと言って、メニュー水おしぼり持って行くといない…。
この時は2人で見ていたので気のせいじゃないんですよね。
怖さはありませんでした。鳥肌は立ちましたけどw
こええええ!wwwみたいなノリだったので、その後もその人たちを見ても、スーツの人だった〜!たまにはコーヒー飲んでいけばいいのにーとか、今日は紫のおばさんだった〜!売上ヤバイー!とか和気藹々としてしていました。あの存在感とか雰囲気は独特で、どうしてそう感じるか考えてみると、そのお店には古い時計、オイルランプ、テーブルは足踏み式のミシンの台、インテリアに炭を入れて熱くするこれまた古いアイロン。役目を終えた郵便ポスト。
何よりオーナーの亡くなったご友人が形見にとくれたらしい柱時計。
もしかしたら、そのどれかの持ち主の方が来店されていたのかなぁと思います。あまり怖くなくてすみません…!
曰くも恨みもなく現れるってのはやっぱりよく言われる生前の日常の繰り返しだったりするんでしょうね〜。なんというかエレガントだしそんな幽霊なら遭遇してみたいっすw
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怖くない幽霊ならいいですよね!
怖い幽霊だったら私ショック死する自信あります…( ;∀;)
今の所遭遇している霊達はおそらく通りすがりだったり、知ってる人だったりなので、ヤバイと言われる体験は実のところ未経験です…。
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