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エブリスタでコソコソと実話怪談等を書いています。
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一ノ瀬 彩 【公式】秘密結社のせ民 さんと 櫻井文規 さんが友達になりました 3年 5か月前
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櫻井文規 さんが投稿「† 呟怖王 2020 †」にコメントしました。 3年 6か月前
#呟怖
昔は外部からの呪詛や禍を村の中に入れないようにする為、村の入り口に贄を住まわせてその者に禍を負わせるようにしたのだという。
文献で読んだ事がある話を思い出しながら、夫と話す不動産屋を見る。川沿いの建売住宅。この物件は都会から越してきた方にお勧めですよ。不動産屋は笑っていた。 -
櫻井文規 さんが投稿「† 呟怖王 2020 †」にコメントしました。 3年 6か月前
#呟怖
男はずらりと並べた紙の筒を端から手にしては筒の中を覗きこむ。手にした筒を忌々しげに破り捨て、また次の筒を手にする。曰く、その筒の向こうに見える風景が、覗きこんだ者の魂が死後に訪う場所だという。どれを見ても地獄絵図が見えるんだ。男は筒を破り捨て、また新しい筒に手を伸べた。 -
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櫻井文規 さんが投稿「† 呟怖王 2020 †」にコメントしました。 3年 6か月前
#呟怖
「山の中でずっと俯いたままの人がいたら、近寄らずすぐ離れなさい。呼ばれるから」
そう言い含められながら育ちはしたものの、長くその意味を理解してはいなかった。
先日祖母が山中で首を括った。幹からぶら下がり、ぐったりと俯いたまま、発見者である私がいるこちらをずっと睨めつけていた。 -
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#呟怖
祖父宅にある仏間の壁には、四方を囲む数の遺影が飾られていた。顔も知らないご先祖達の白黒写真だ。皆物言いたげな顔でこちらを見下ろしていた。私はあの部屋があまり得意ではなかったが、歳月を経て、仏間の壁に遺影が飾られた事など一度も無かったのを知ってからは寄りつく事もしなくなった。 -