とく茶

  • 木本葵 さんと とく茶 さんのプロフィール写真とく茶 さんが友達になりました 1か月 2週前

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    零能力者の友人が墓参り代行のバイトを受けた。本部からの要項通りにロープと釘とバールとハンマーとペンキを持った友人に疑問を投げる。
    「まぁこれも故人への『墓参り』じゃね?」と言うから故人も遺族も大概だし、それを受ける業者も友人も大概で、その『参り』は多分違うと笑う自分も大概だ。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    では視野の違いだが、目の位置により異なるのはわかったね?どれくらい人間の視野が狭いか、調べ方は簡単だ。自分の目の前、目の高さに人差し指を立て、眼球を動かさないようにゆっくり横に移動させてごらん。指が見えなくなる位置があるだろう?先生はな、ずっとそこに女の子が立っているんだ。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    静かな部屋が急に寂しくなって実家へ電話をかけた。片耳に当てた向こうは随分と賑やかで自宅との対比に苦笑いが漏れる。
    『たまには帰ってきたらどう?こっちは煩いくらいよ』
    笑う母にそう締めくくられ、電話を切る。途端訪れる静寂に耳が痛い。
    幽霊屋敷と呼ばれた実家を初めて恋しいと思った。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    同居の話に祖母は古い家と仏壇を交互に見た。
    「この家から離れるのはねぇ」
    今よりスーパーや病院が近くなること、仏壇の用意やお墓は駅前の永代供養にと伝えると悪くない反応が返ってくる。

    「ばぁちゃんは賛成だってさ」
    悩んでいた祖父は「ほんならええか」と言って祖母の遺影を振り返った。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    ある時、眼鏡が喋り出した。
    レンズが汚れてる、疲れ目には睡眠だ、とかいちいち人間くさい。レンズ交換だけして使い続け、人生の半分以上共にいる眼鏡は、心配性のお節介な奴だった。思い返して笑い、馴染んだ眼鏡をケースにしまう。

    「さよなら、付喪神」

    私は今日レーシックの手術を受ける。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    とうとうやった!
    殺ってやった!
    ずっといなくなればいいと思ってたアイツを私がこの手で殺してやった!

    あとは後始末だけ…笑いが漏れた。
    ライトの灯りを頼りに目星をつけておいた場所を掘る。ある深さまで掘った時、私は穴を元通りに埋め直した。

    どうやら先客がいたようだ。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    池の水を抜くあの番組、実は地元に来たことがあって。ロケで排水作業してるのを見てたんだよね。底が見える位になった時、近くにいた作業員が黒い塊を指差して言った。

    「ここも駄目だ、アレがいる」

    その後、結局放送されなかった。あの冷たいヘドロの底には何が居て、何が駄目だったんだろ。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    聞いた話だけど、同僚さんの減量方法がすごかった。

    何も無いところに向かって「おいで」って話しかけるだけ。1週間くらいで食欲減退と睡眠不足でいい感じになってくるから目標体重になったら塩被って終わり。

    って教えてくれた同僚さん、今は格子のついた部屋でずっと誰かと話してるんだって。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    「ここに自殺を繰り返す幽霊がいる。なぜだと思う?」
    見ると地面に半透明な人が倒れている。
    「…亡くなった人の記憶だろう、無念とか」
    「違うねぇ」
    倒れた人の傍にあった石を拾い、他所へ投げると今度は現れない。
    「石の記憶だよ」

    以来自殺を繰り返す幽霊話の現場がちょっとだけ移動した。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「☾ 呟怖王 2019 SUMMER-AUTUMN ☾」にコメントしました。 1か月 2週前

    あの呟きを投稿してから世界がおかしくなった。テレビは砂嵐、電話は通じない。唯一ここだけが私を元の世界と繋げている。

    町には顔のない人が歩き、六つ足の獣がそれを食べる。空は緑で血の雨が降る夜には月が三つ、一晩中笑い声がしてきがくるいそう。

    ここ は 私の書い た #呟怖 の世 かい だ 。

  • とく茶 さんと Glue さんのプロフィール写真Glue さんが友達になりました 1年 3か月前

  • とく茶 さんが投稿「✵ 呟怖王 2018 SUMMER ✵」にコメントしました。 1年 3か月前

    たっくんは隣に住んでる子で私たちは一緒に遊んだりする仲良しだった。だけど小学生になってたっくんは私を無視しだした。いくら話し掛けても黙って俯いたまま。
    今日たっくんが来てくれた。嬉しくて沢山話しかけたのにたっくんはやっぱり黙って下を見て、私のお墓に花だけ置いて帰って行った。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「✵ 呟怖王 2018 SUMMER ✵」にコメントしました。 1年 3か月前

    ばあちゃんの初盆でお経を上げてもらってる時に音が聞こえた。閉め切った室内で風鈴が揺れている。
    「ばあちゃん喜んどんな」とじいちゃんは嬉しそうに小声で言った。
    応えるように短冊が木魚に合わせてクルクルと回るけど、どう見てもそれは半透明な毛むくじゃらの手でばあちゃんじゃなかった。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「✵ 呟怖王 2018 SUMMER ✵」にコメントしました。 1年 3か月前

    蝉の抜殻を踏んで、ふと昔を思い出す。
    裏山の朽ちた祠にそれは居た。抜殻を供えると中から痩せ細った手が伸び、クシャリクシャリと食む音を幾度も聞いた。
    空蝉の語源は現人、いくら食べても人の肉と比べれば腹の足しにはならぬだろうに。潰れた飴色の破片を見て物の怪の優しい空腹を想った。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「✵ 呟怖王 2018 SUMMER ✵」にコメントしました。 1年 3か月前

    通りがかった公園の砂場で女の子がもがいている。両の足が砂に埋まり、抜け出せないでいるらしい。助けようと駆け寄る自分の肩を友人が掴む。
    「やめろ、蟻地獄だ、泣き声がない」
    その瞬間、女の子の泣き顔はぴたりと止まり、恨めしげにこちらを睨みつけながらゆっくりと砂中へ帰っていった。#呟怖

  • とく茶 さんが投稿「✵ 呟怖王 2018 SUMMER ✵」にコメントしました。 1年 3か月前

    私は #呟怖 を書くため恐ろしいことばかりを考えている。料理のように焼くか、煮るか、潰すか、切るか。ありとあらゆる方法を用いて最大限の恐怖を与え、肉と骨だけにする空想だ。おかげで次々と作品ができ、毎日が充実している。
    だけど私の中で何万通りもの殺され方をするのはいつも上司の顔だった。

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