ヤミツキテレビさん、まーさん、第一回呟怖王の選考、お疲れ様でした！私の作品もお選びいただき、ありがとうございます！（ちなみに、私の名前は『おかばなみつおに』と申します😅）

入賞された皆様、そして初代呟怖王に選ばれた方、おめでとうございます！！納得の結果でした！！

一周年、おめでとうございます！表に出ていないことも含めて、数多くのことに巻き込ませていただき、大変お世話になりました。私の活動も猫獄山に助けていただいたおかげで今があります。まだまだお世話になりますが、宜しくお願いします！

友人三人と心霊スポットのトンネルへ訪れた。中に入り談笑しながら暫く歩くと、靴紐が解けている事に気付いた。靴紐を直す。後方に足音。前方に三人。…え？体が震え、動けない。近付く足音。そして、俺を追い抜いた。姿は見えない。足音は三人を追う。アイツら…死ぬかもな。足音が戻ってきた #呟怖

ある男が動物愛護法違反で逮捕された。男は何匹もの犬の手足を切断し臓器を引き抜ぬいていた。曰く介護中の痴呆を患った母親が犬しか食べず、その為に犬を殺したらしい。母親は自宅で死体で見つかる。胃は犬の臓器で一杯で、気管の中にまで犬の手足が詰め込まれ、壮絶な表情で死んでいた。 #呟怖

拾った千円札には赤黒いシミがあったが、消せば使えるだろうとネコババした。水洗いでシミを薄め、アイロンで伸ばして完成。ある日駅の券売機へその札を入れると、液晶画面がプツンと消えた。文字が浮かび上がる。『ハナレタクナイ』券売機から戻ってきた札は、鮮やかな赤いシミが付いていた。 #呟怖

祖母の失踪に両親は何も語らない。ある日大叔父からの電話で母は泣き、「私が守るから」と私を抱きしめた。閉じた仏壇がガタと鳴った気がした。後日、今度は母が失踪。大丈夫、成功すると父が呟く。ある晩電話の後、「すまない、いっそ親の手で…」と父が私の首を締めた。仏壇の扉が開いた #呟怖

母が遺した宝飾品はどれも古い造りだが、一つだけ若者が使いそうなピアスを見つけた。摘み上げると指から抜けて床に落ち、拾おうとして、異様なモノを見た。床から白い手が現れピアスを掴み、消えた。思わず悲鳴をあげる。床に残る血の跡。…そうか。母が父の不倫相手をどうしたかを知った。 #呟怖

就寝前に髪を解く。櫛が引っかかるのは、あの女のせいだ。最期に私の髪を掴んだ。“指”がまだ纏わり付いてる。漸く手に入れた彼も、このせいで去った。鬱陶しい。寝間着の袖を捲る。腕に付いた窪みを見て、薄く微笑む。ここにはまだ、彼が居る。 だから早く消えろ。足のお前はもう要らない。 #呟怖

出かける途中、少年がアスファルトの上を前転していた。帰りに再び通ると、少年はまだ前転している。が、手足は力なくダラリとしており、まるで子供に転がされる人形のように回転している。すると近くの民家から住人達が同様に転がって現れ、怖くて逃げると躓き転んだ。体が前転を始めた。 #呟怖

川遊びの翌日。痒みを感じ、掻くとズルリと皮が剥け赤い肉が覗いた。事態に驚いたが、全身が痒い。掻いてはダメだが痒みに耐え切れず、爪で患部を刺すと指先が食い込み、赤い泡が溢れ出た。皮下が膨張し全身の穴から血の泡と動く糸のような何かが出てきた。上流で、あの少年らは、何…を？… #呟怖

落ちていた鴉の死骸を埋めたその日の晩、闇の中から幾つもの手足と頭を持つ女が現れた。恐怖で気絶。後日、ある森で虫や鴉に喰われ朽ちた女達の死体が発見された。別の日、ある男が鴉の群に顔面を啄まれ死んだ。彼女らの復讐だろうか。だが未だここに現れる彼女らは、何を求めているのだろう… #呟怖

女が赤ん坊を抱え泣きながら歩いている。赤ん坊は全く動く様子がない。すると女が振り返りこちらに駆けて来て「お前が殺したんだろ！」とがなった。が、見ると女が抱えるソレは短く幾つにも折られた卒塔婆。怖くて逃げたが、気づくと腕に木片を抱えている。無意識に呟く。「誰が…殺した？」 #呟怖

#呟怖 娘に御守りを渡すが、ママが持っててと娘は言う。理由を訊いてもいいからと言うばかり。ある日、娘が事故で死んだ。私は悲しみで壊れそうな日々を送っていると、ある晩何かの影に襲われた。影が私の首に手を伸ばす。私は御守りを強く握ると、影は消えた。守られた…？けどあの影は、娘だった…

ガタ…。自室の押入れで音が鳴った。気にせずTVを観続けていると、ガタン！と大きく音がなり、TVが消えた。静かに襖が開く。恐怖の余り慌てて外へ逃げようとするが、扉が開かない。背後で気配がし、振り返る。え…？薄ら笑い顔の自分がいる。今の自分に、体が無い。まさか…奪われた？ #呟怖