みなさんどうも、管理人です (∩’-‘⊂)
最近なにかと盛り上がってきたTwitterの『呟怖』というムーブメントをご存知の方も増えてきたことでしょう。
ツイートに『#呟怖』というタグをつけて、1ツイートに収まる小粒なホラー・怪談作品をみんなで自由に投稿しようという試みで、実話怪談・創作ホラーなどすでに多数の作品が日々増殖中です。
投稿された呟怖作品は下記リンクから読めます。
https://twitter.com/hashtag/呟怖
実質最大136文字以内でいかに怖い話を投稿できるか。この文字数なら誰でも手軽に参加できてしかもこの136文字という障害によって、いろんな発想や工夫が勝手に引き出されて洗練されていくのが呟怖です。
猫獄山でも、呟怖を盛り上げるべく本企画『呟怖王』と、みんなでつくる呟怖のデータベース『呟怖.ORG』を立ち上げ呟怖を応援しています。
『呟怖王』
さて、第二回目『呟怖王 2018 WINTER』は審査員にTHCオカルトラジオさん(以下オカラジさん)を迎えお送りします!
みなさん、Twitterに『#呟怖』というタグをつけて呟怖を投稿し、投稿した内容をこの記事のコメント欄に貼り付けて応募してください。
応募作品は全て管理者とTHCオカルトラジオさんにて審査を行い、優秀作品をオカラジさんが実際に朗読&考察して発表します。第一回は300近くの作品を応募いただきましたので、今回も覚悟を決めて前作読ませていただきます!
そして優秀作品には賞品を用意してあります。優勝者にはなんとハイパージャスティスな栄誉『呟怖王 2018 WINTER』の称号とトロフィー(的なやつ)を贈呈します!
前回に続きクリエイターさんもリスナーさんも読者さんもオカルトファンも、全員にチャンスのあるガチンコ勝負ですので、奮ってご参加ください!
・優勝:1作品
★アクリルトロフィー
☆オカラジさん朗読&考察
・オカラジ賞:1作品
★オカラジグッズ(シークレット)
☆オカラジさん朗読&考察
・猫獄山賞:1作品
★あんコのつらみキーホルダー
☆オカラジさん朗読&考察
・優秀賞:3作品
☆オカラジさん朗読&考察
◆審査対象作品
2017年9月4日以降に書かれた作品で、2018年1月28日(日)のまでにコメント応募があった作品まで
◆審査員
◆投稿方法
Twitterに『#呟怖』というタグをつけて怖い話をツイートし、投稿した内容をこの記事のコメント欄に貼り付けてをコメントしてください。応募作品はお一人様10作品までとさせてください。創作、体験談など自由に投稿してくださってOKです。
『#呟怖』という文字と文章との間には半角スペースもしくは改行が必要ですのでご注意ください。
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新たなホラー・怪談のムーブメントをぜひみんなで育てて盛り上げましょう (ФωФ)ノ
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#呟怖
『四国』
SNSで知り合った女性の住む四国へ向かった…彼女から教わった住所、そして写メでもらった彼女の家の前の大きな木は見つかったが肝心な家が見当たらない…近くの家の人に彼女の写メを見せると『その木で首を吊った子に似ているね』と言った…メールを見直すと死国在住と書かれていた…
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#呟怖
『庭に咲く花』
私が子供の頃、いつも縁側に腰掛け私を膝の上に乗せ、庭の花々を指差し『み〜んなわしの恋人達じゃ…』と私にうそぶいていた祖父が、昨日亡くなった…祖父の遺言で遺骨の一部を庭の花壇に埋蔵する事になり、花壇を掘ると、大量の女性の衣服と無数の白骨化した遺体が出て来た…
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#呟怖
『待合室』
風邪をこじらせ、総合病院に行った。運良く私の前には、女性が3人しか並んでいなかった。2人目の女性が診察を終え出て来ると、何故か私の名前が呼ばれたので、私の前に待っていた女性に会釈すると女性は『いいんですよ、私はあそこに行くので』と霊安室の方向を指差しスーと消えた…
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#呟怖
『庭いじり』
訪問介護員さんと庭に球根を植えるためシャベルで穴を掘っていると何か固いモノに当たった…掘り進めるとソレは人の頭蓋骨だった…驚愕し声も出せずにしゃがみ込む私に訪問介護員さんは『また忘れたの?それは3年前におじいちゃんが殺して2人で埋めたおばあちゃんでしょ』と呟いた
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#呟怖
『ニュース速報』
女性9人を次々と殺害しその遺体を解体した猟奇殺人鬼が逮捕されたというニュース速報が報道された…それを見ていた彼女は『怖いね〜でも捕まってよかたね!』と私に言った…
私はこみ上げる笑いをこらえ、下を向いた…そしてこの誤認逮捕に感謝しつつ次の獲物を見つめた…
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#呟怖
『いいね』
ミナゲさんという方にフォローされフォロバした。鍵アカでツイート内容はよく出来た飛び降りの瞬間の動画ばかり。私は毎回いいねをしていたが、とてもよく出来た動画なのでどうやって撮影しているのかDMすると…【いいねを沢山くれた方から順にお連れしてるのですよ…次はアナタ】
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#呟怖
『黒い影』
引きこもって数年経った頃、黒い影を見かける様になった。私がその影に近づくと凄いスピードで移動し最後にいつも馬鹿にした様に私の体を通り抜けて消える…そんな事を繰り返していたある朝目覚めると私の目の前に私がいて『体もらっだぞ』と言った…鏡に映る私は黒い影になっていた
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#呟怖
『信号待ち』
車通りの激しい横断歩道で信号待ちをしていると、目の前の老婆がよろけて車道に倒れた…私は慌てて、老婆を助け起こしに行くと老婆は私を掴み『ごめんなさいね、歳のせいか寂しくなっちゃって…』と呟くと私の腕の中からフッと消えた…振り向くと私の眼前には大型トラックが…
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#呟怖
『無断使用』
最近俺がSNSで無断転載していた、ホラー漫画家が突然家にやって来た…俺は『たかが無断使用ぐらい!』と強気に言うと漫画家は『同感です!』と私に、凄惨に解体された遺体の漫画原稿を手渡し『実は私も先程この作品のモデルに御宅の娘さんを無断で使用しまして…』と微笑んだ…
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数日前から小指を切る夢ばかり見ている。うちの仕事で指を切断した人もいるので怖くなって休暇を取り、ついでに故郷へ帰った。
「その子、数年前に亡くなったのよ」実家でアルバムを見てると母がいった。写ってたのは「10年後また会おう」そういって指きりした幼なじみだった。指きり…。
#呟怖
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刃物を刺す感触。
驚愕苦痛哀願恐怖と表情を変える恋人の顔。それを見るのが好きだった。
だが俺の気持ちは誰も…。
「わかるよ」隣の女が笑った。そいつはいつも側にいた。
だが、その女にも刃物を突き立てた。すると
俺の意識が遠ざかっていった。鏡の前
#呟怖
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押して押して押しまくった彼女とポッキーゲームをする事になった。
ドキドキしながらポッキーのチョコ部分をなめ始めると彼女の顔が一気に近づく。
グサッ!
喉の奥に鋭い痛みが走る。
「死ね!ストーカーが」
そういや舐めた感じ、チョコの下は竹串っぽかった。
#呟怖
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いきなり警察に捕まり見せられたのは僕のtwitterをプリントした物だった。殺や死の文字に赤線が引いてある。
「最近、サイバー警察では、禁止ワードを使ったり犯行計画を立てている犯罪予備軍を取り締まることになった」
「これ小説ですよ?」「それは隠れ蓑だろ」
取り合ってもらえなかった。
#呟怖
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PCの画面ごしに美少女にあうのが日課。広告のフラッシュ動画。
彼女は息を呑むほど可愛かった。
2.5次元に恋をするなんておかしい。そう思っていたけれど。
突然、画面上の彼女が振り向いて「こっちに来て」といった。
死んでもいいと思った。その通りになった。
ホラーの広告だった。
#呟怖
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夏、窓を開けると隣から聴こえる歌声
必ず音を外すのでイライラし「ヘタな歌聴かせんな!」と怒鳴ったがやまなかった。 大家に言うと隣は2年、空き家らしい
窓は閉め切る事にした
秋、久々に窓を開けると、あの歌声が聴こえてきた
「歌うまくなったな」そういうと二度と歌声は聴こえなくなった
#呟怖
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#呟怖
最近同じ夢を見る。それは土から這い出てくるんだ。俺は必死に逃げるんけど追いつかれそうな所で目が覚める。
今日もまた…気を紛らわす為に戸を開け換気する。部屋の所々に散らばる湿った土をベランダに掃き出しながらさすがに悩んだ。
それがきちんと埋まってるか確認に行くべきかどうかを。
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#呟怖
「俺、子供できたんだ。」
『へ?』
「…」
『それ言うなら私だよ?』
私はあまりにおかしな彼の冗談に笑いが出た。
長く感じる時間は一瞬の出来事で
言葉の意味を理解した私は机の側にあったハサミで彼の下半身を刺し続け最後は根元に刃を食い込ませ言った。
『行儀悪いからだよ。残念。』
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#呟怖
営業の帰り突然目の前に駄菓子が落ちてきた。見上げるとアパートの二階のベランダから子供が身を乗り出してた。危ないから届けるねと伝え二階へ行き渡すと『ありがとう』と笑顔で言った。私は階段を降り帰ろうとすると背後で『またね』と聞こえ振り向くと黒焦げの骨組みだけのアパートがあった。
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#呟怖
私は息子が騒ぐと押入れに閉じ込める。息子はもちろん嫌がっていた。しかし最近息子は自ら押入れに入って行く…不思議に思い押入れを開けると酷い異臭と共に大量の蝿が飛び出し何かが腐敗していた。後ろから服の裾をチョンチョンとひかれ『ママ何で早く開けてくれなかったの』と息子の声がした。
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#呟怖 「すごく怖い話を教えてくれ」と言われて、有名ではない自己責任系の話を教えた。私の所にもやってきたお墨付きだ。翌日「あれ、来たよ!でも教えてくれた対策はしなかった、何が起きるか楽しみじゃん」その数日後、彼は葬儀で実家に帰った。
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#呟怖
「お寺では不思議な体験も多いんですか?」僧侶の彼は、坊主頭を撫でながら笑った。『えぇ。お供え物の部屋で話し声がしたり、夜中階段を昇り降りする音がしたり』「怖くないんですか?」『ははは、相手は仏様ですし』流石だなぁと思った直後、彼は笑いながら言った。『そりゃ怖いですよ』
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以前田舎の祖母の家にいると、天井裏から女の子の笑い声や足音が聞こえた。「あぁ、座敷童子様だねぇ」祖母はそう言うと「みんなには内緒だよ」と言ってお菓子を手に押入れの天井の蓋を開けた。すると暗闇から赤い着物の裾に混じって何本もの白い腕が伸びて嬉しそうにお菓子を取っていった。
#呟怖
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私の住む街には奇妙な老婆の噂があります。それは夕方忽然と姿を現わすと出会った者に飴玉を一つくれる。青は良い夢が見られ、赤は恋が成就するとか。しかし一つだけ絶対口にしてはいけない色がある。それは赤黒い色をしたやつで何でも死肉を原料にしている為、舐めると死体の味がするそうです。
#呟怖
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#呟怖
2年前より取り憑かれた。その名は「餓鬼」53キロの体重が一気に2年でプラス十数キロ。
今回の健康診断で「あと数キロで肥満」と警告され、ようやく重すぎる腰を上げようと思った。
ストレスというのも怖いもんだ。
2年前、意に沿わない湖しかない僻地に移動して「都落ち」と言う言葉が突き刺さり、
口惜しさから暴食しスクスクと横に肥大し1年前の夏、退職止む無しと次長に掛け合い、
なんとか通勤圏内に移動はしたものの食欲が歯止めが利かなくなった。
「餓鬼」君、正体を知った以上楽しい御礼参りしてあげる♪
かつて菅原道真公も度々田舎に左遷され失意のうちにお亡くなりになり怨霊と化して左遷人事に関わった方々に雷直撃(1人や2人ではない)
の御礼参りをされた。
時の権力者が自身の身にも降りかかる恐れがあると察知し神として天満宮に祀り、学問の神様として親しまれている。
そのような呪怨神社に御利益を期待できるものだろうか?
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昔、田舎の海で遊んでいると、堤防の下に巨大な橙色の海月が漂っているのを見つけました。私が眺めていると地元の漁師も集まって来て「ありゃ、海坊主の子どもだからもうすぐ死体が揚がるぞ」と呟きました。後日、本当に堤防の下から水死体が揚がりました。
#呟怖
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#呟怖
暗い山道、前後を走る車もおらず、すれ違う車も少ない。しばらくして向かいからヘッドライトが見えた。緩やかなカーブでスピードを落とす。俺は目を疑った向かってくる車の上になにかがいる。蜘蛛の様に異様に長い手足でへばりつき長い髪は風で靡く。ソレはこっちを見て笑った。何なんだよアレ…
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#呟怖
祖父が他界した。棺の中で眠る祖父を見てみんな泣いている。
少し遠くで見守る私にはみんなを心配そうに立ち尽くす祖父の姿が見える。そんな祖父と目が合った。祖父は声には出さず大丈夫と笑顔で言っているとわかった。私は安心感に満たされそっと頷き大好きな祖父の優しい眼差しに涙が溢れた。
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「こんにちは」
残業帰りに自宅のドアを開けようとすると、小さな女の子に声をかけられた。
「こんにちは」
あ、はい、こんばんは。と、曖昧に笑って中に入ろうとした。
近くに親が居るだろう。多分。
「こんにちは」
しつこいなと振り返って気付いた。
今度は、中から声がしたのだった。
#呟怖
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占師の私と彼には未来が視える。
いつからか、私と彼とで視える未来が違い始めた。
私には友人が破滅する未来が視える。
彼は成功すると言う。
私は彼を愛していたので、彼に、譲った。
間違っているのは私だ。
一年後、友人の墓前で詫びた。
#呟怖
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怖い?
そう、怖いの。
私も散々貴方にそう言ったのよ。
痛いって、ずっと言ってたの。
止めてって泣き叫んだの。
でも、貴方は止めなかった。
怖い?
痛い?
そう。
#呟怖
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私は忘れない
「君を護るよ」って言った貴方が
私の頭を踏み台にして、救命ボートによじ登ったのを
私は忘れない
#呟怖
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隣の部屋の音大生の歌声が煩い。毎日同じ歌を繰り返し、本当に迷惑だ。殺意を覚える。この件を大家に訴えると「貴方の為だからちゃんと聴いて」と返ってきた。事情を尋ねても大家は何も教えてはくれなかった。ある日、ひょんな事から歌が『鎮魂歌』なのだと知った。その途端、全てを思い出した #呟怖
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同僚の葬儀で皆が突然の死を悼む中、まだ死の意味を知らぬ同僚の幼い娘が表情なく参列者を見渡していた。が、上司を見て突然泣き出した。葬儀後立ち去る上司に、負ぶさる娘のような姿が見えた。そして上司の葬儀で今、あの娘がこちらを見て泣いている。肩に、背後から小さな老婆の手が伸びた #呟怖
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妹の死を境に父と母がおかしくなった。父は妹のような喋り方をし、人形で遊ぶ。母は母で父を妹として接している。両親は妹を失い狂ってしまったのだろうか。仕方がない。私がしっかりしなきゃ。洗面所で顔を洗い気合を入れ、鏡の中の自分を睨みつける。…え?何これ。何で、祖母が映ってるの? #呟怖
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「ママ、泣いてるの?」その言葉に私は答えない。「大丈夫?どこか痛いの?」…もうウンザリだ。死んでしまいたい。「ママ可哀想。僕、替わってあげたい」腰に手が回される。止めて…触らないで…。「僕、替わってあげる。ね?替わろうよ」人ではない何かが私の口をこじ上げ、中に入ろうとする #呟怖
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仕事中、ふと時計を見ると18時。もうこんな時間かと帰ろうとすると、まだ13時だぞと止められた。腕時計は22時、掛け時計は3時を指している。「迷子かい?ご両親は?」と背後から声をかけられ、次の瞬間には老人ホームにいた。こんな時間のうねりの中で、それでも多分僕は少しずつ成長している #呟怖
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夏、漁から戻った祖父が私に海坊主の赤ん坊と呼ばれる数匹の黒い生物を見せてくれました。それはバケツの中で笹舟に群がると小さな波を起こして沈めてしまいました。「な、おっかないだろ?これが大人になったら大変だ」祖父はそう言うとバケツの中身を全部庭にぶち撒けたのでした。
#呟怖
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#呟怖
子供の頃、夏休みの度に行った四国の祖母の家。夜は必ず蚊帳の中の布団で寝る。蚊帳があると何故か安心できた。
足元近く、蚊帳越しに立っていた黒い影が中に入ってこなかったのを見た時、その理由が分かった。
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教室のドアを開けたら、対面の窓枠に男子がひとり こちらに背を向けて立っていた。あっ!と思ったと同時にそいつは飛び降りた。ここは4階だ。慌てて窓に駆け寄り、下を見たが誰も倒れていない。しかし、窓枠をつかむ自分の手のそばの外壁に、ぴったりはりついた顔がじっと自分を見上げていた。#呟怖
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#呟怖 ある夏の日。部屋の前で死んでいた蝉をアパートの前の土に埋めてやった。『ようがんばったな』少し、泣きそうになった。次の年から毎年のように複数の蝉が部屋の前で死ぬようになった。別の意味で泣きそうになった。
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#呟怖 定刻通りやってきた電車のドアの向こうには、たくさんの人がいた。道を開けるために横にずれたが、誰も降りてこない。開いたドアの向こうには、誰もいなかった。
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#呟怖
小学生の頃、友達の家に行った時のこと。おもちゃの電話を使って「もしもし、もしもし」と遊んでいた時、ふと自宅の電話番号をダイヤルしてみた。「はい」母親の声だとすぐに分かった。「今日ハンバーグがいい!」「わかった」そう言って電話は切れた。その日の夕飯はハンバーグだった。
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小学生の夏、私が一人公園で蝉捕りをしていると突然見知らぬ麦わら帽子の少女が現れ、私の虫籠の中の蝉をバリバリと食べ始めたのです。私が呆気にとられていると少女は空になった虫籠を返し、笑いながら蝉時雨の中へと消えて行ってしまいました。
#呟怖
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僕の部屋の押入れにはユラっていうお化けがいるんだ。いつも左右に揺れてるから僕がそう名付けたんだ。ユラは最初鼠とか食べてたんだけど、最近は深夜の公園で寝てる人とか食べるようになったんだ。いつか僕を虐める奴を狩る練習さ。でも今日帰宅したらね、居間にお母さんの足が落ちてたんだよ。
#呟怖
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母が口癖のように言う。貴方たちは選ばれた子なのよ、と。姉と私は顔を見合わせる。貴方たちは私が選んだの。と母が笑う。貴方たちを選ばなかったら貴方たちは今生きてないもの、だから私に感謝してね、と。
そんなことより、母の体にまとわりつくようにこちらを凝視する三人の赤ん坊は一体何?
#呟怖
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うちには呪いのマグカップがあるらしい。祖母が昔友人にもらったものだとか。その友人の話というのも一度聞いたことあるだけだった。祖母は死ぬことを恐れていた。
祖母の遺品を整理していたら古い木箱を見つけた。出てきたマグカップに刻まれた一言。
『死んでもずっと一緒だよ』
#呟怖
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自分で放つ言葉を一番最初に聞くのは自分だ、言葉には力があるから気を付けろ。
最近、友人が亡くなった。あまり友人の多い人ではなく、日頃から付き合いがあったのは私一人くらいだった。
まだ若い友人の死因は、友人自身の言葉だと私は思った。
「はやく死ね」が友人の口癖だったから。
#呟怖
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四年前から祖父はおかしい。認知症のせいもあるがそれ以外にも何かあるようだ。四ヶ月前、祖母もおかしくなった。祖父の介護疲れのせいだと親戚は言う。わたしにはわかった。これは感染するのだ。祖父母の顔がわたしを見てぐにゃりと曲がった。
「アトヨンシュウカン」
#呟怖
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あら、しょうちゃん何書いてるの?
あらぁ字が書ける様になったの?凄いねぇ。
何書いたのかなぁ?
あ、ちょっとどこ行くの?
しょうちゃん!あれ・・・いない。
ん?「い・・しょ・・・?」
しょうちゃんっ!!!
#呟怖
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#呟怖
建設現場で死亡事故があった。
数人の作業員が亡くなり工事は一時期中断。数ヶ月後、工事は再開したがしばらくすると内輪では『ここは出る』と言われるようになる。
どこからかする『お疲れ』の声。消灯した作業場からは工具の音や掛け声、休憩室からは談笑する声が聞こえると言う。まだ彼らは…
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#呟怖
旦那からの不在着信で掛け直すと『この電話番号は…』と、いつものアナウンスが流れた。私は仏間へ行き旦那の遺影に『またイタズラですか』と笑った。生前、ワシが死んだら化けてでるぞ!と言う冗談に笑い合っていました。不思議だけど、ふと感じられる旦那の存在が私にはとても暖かく感じます。
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うちの学校では以前、花子さんが凄い流行した際、生徒たちが各階のトイレで頻繁に花子さんを呼び出してしまった。結果行き場を失った花子さんたちが続出し、学校は仕方なく花子さんたちだけでクラスを作った。今となっては日本全国のトイレにエリート級の花子さんを派遣するまでに成長した。
#呟怖
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私の学校には赤手様と呼ばれる妖怪がいます。放課後の廊下や教室の天井などを赤い手だけがぺたぺたと徘徊してるそうなんです。そんなある日の放課後、給食室から出てきた校長が廊下に残飯をばら撒くと、途端に校舎中からぺたぺたと歓喜に満ちた音が聞こえてきたんです。
#呟怖
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#呟怖
簡単に「死にたい」なんて言っちゃいけないと私が言うのは、『ならおいで』と寄ってくるモノがいるから。「自殺なんてもってのほかだよ」と私が言うのは、そうした末路だろうモノを見たことがあるから。あの姿を見てそれでもしたいという人は、もうこの世の者ではない。それくらい、酷いんだよ。
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#呟怖
中古で化粧台を買った。これで、綺麗にお化粧出来るわと喜んでいたのだけど息子は怖いと言って泣いている。理由を聞いてみた。
「鏡の中にいる知らないお姉さんが、僕においでおいでってする」
化粧台は、直ぐに捨てた。
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#呟怖
引っ越しをした。新築のような綺麗な部屋で、私はとても満足していたのだ。
積まれた段ボールと段ボールの隙間から、こちらを覗く目を見るまでは。
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#呟怖
寝ている間に、掛け布団を蹴ってしまっていたようだ。とても寒く起きてしまったが、突然掛け布団を掛けられた。ああ、暖かい。
待て。僕は、一人暮らしだ。
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#呟怖
「美人な彼女で羨ましい」
皆そう口々に言う。
「あんなに仲良さそうに寄り添って」
なんてからかわれたこともある。
でも、僕は産まれてこの方彼女なんて出来たことがない。今日は、ファミレスで言われた。
「二名様ですか?」
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#呟怖
私は彼女と別れる事にした。縁切り坂を手を繋いで下り、最後に手を離す。そうすると確実に別れられると聞いた。全て私の我が儘だ。私を忘れて次の恋に夢中になって欲しいと願う。何も知らず彼女は笑顔で話をする。坂を下り手を離した瞬間、トラックが突っ込んで来た。そして私だけ生き残った。
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#呟怖
『雪』
大雪で電車が止まり下車した。一晩泊まる宿を探して、降り積もる雪を歩踏みしめながら歩いていると、足の下におかしな感触が…恐る恐る足を退けると、足の下にあった物はゆっくりと起き上がってきた…ふと辺りを見渡すと、墓石があり、次々と雪の下から何かが起き上がろうとしていた…
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#呟怖
学業の傍ら、バイトを始めてみた。店には色んな客が来店される。この間なんて、優しそうな男と薄幸そうな美人という変わったカップルが来た。
「いらっしゃいませ。二名様ですか?」
何故か、客の男は怪訝そうな顔をした。
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#呟怖
午前二時頃になると、孔雀の羽の模様が付いた奇抜なハイヒールが部屋の前を通る音がする。
この音が、聞こえたら「ああ、もう二時だから寝ないと」なんて思うようになった。未だに、ハイヒールの持ち主の姿は見ていない。
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#呟怖
電話番号を知ったその日からずっと、電話をしても彼は出てくれない。きっと恥ずかしがり屋さんなんだと思う。そう思って、今日も電話を掛けたら初めて電話に出てくれた!
「も、もしもし!」
私の少しどもった声に、返ってきた返事は電話機とは反対側の耳元で女の「もしもし」だった。
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#呟怖
今年は記録的大雪だ。しかし、庭に作った愛犬のお墓の所だけ、なぜか積もっていない。
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#呟怖
どうやら友人が、最近大学に行ってないらしい。連絡をしても、無視されてるから私とは話をしたくないのかと思っていた。
友人宅へ向かおうと靴を履き玄関に立つと、そこには玄関を埋め尽くさんとする沢山の目玉が蠢いている。
ごめん。今日、A子んち行けそうにない。
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#呟怖
ストーカー被害に遭っていた。毎日決まった時間に電話を掛けてくる同じ学科の女子からだ。
その子が、急に学校を辞めたらしい。錯乱状態で「女が!」と喚いていたようだ。正直な所、ホッとしている僕は酷い奴だろうか?
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#呟怖
怖い話をすると、幽霊が寄ってくると聞いたことはないだろうか?
あれ本当だったんだな。今、僕の目の前にニヤニヤと厭らしく笑う女が立っている。
あの、顔は、見たことがあ、る。
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僕は夢の中で空が飛べる。だから悪夢だって怖くない。
今日もひょいっと飛んで気持ちよく空中散歩。
山の向こうはどうなってるんだろう。
覗こうとして、落ちた。
真っ暗闇だったんだ。
進んでも戻っても暗いだけ。
目を覚まそうとした。さめない。
現実の僕はどうなってるの?暗い。#呟怖
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#呟怖
あぁどっちにしようかなぁ。
なんで二人同時に好きに
なっちゃったんだろう。
あぁ神様仏様、誰でもいいから
私を二人にしてっ!
そう言っていた彼女は
翌日、車でガードレールに突っ込み
真っ二つに割れていた。
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同じアパートの中でも格安の自室。開けた覚えも無いのに窓の鍵が気がつけば一つだけ開いている。いつも決まって和室の奥の窓だ。そういえばここ最近は鍵が開けられることもなくなったなと窓のほうに目をやると一匹のヤモリが窓ガラスにぴたりと張り付いていた。へえ、やるじゃないか。#呟怖
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#呟怖
やっぱりだ。今朝から道を右に曲がると必ず佇む人がいる。偶然だと思ったけど必ずいる。右折したときだけだ、左に曲がったときにはいない。全て別人物で背格好も性別もばらばらだけど必ず佇む”それ”はいる。必ず。
まいったな、うちは玄関開けると右に曲がる造りになってるのに。
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#呟怖
新聞配達をやってた頃、時短のためいつも林道を通っていて途中に一軒の日本家屋があった。ある日寝坊したとき前日までは暗くて気がつかなかったけどその家カーテンはおろか一切の家具が無くて、かわりに大きな姿見と着物が壁にかけられているのが見えた。それ以来その道は通っていない。
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#呟怖
水田に面した畔道に一足の靴がきれいに並べられている。
青空に身を投げた誰かがいるらしい。
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#呟怖
「?」とだけ書かれた紙切れが数日前から郵便受けに入れられるようになった。特に害も無いから「今日も入ってるなー」くらいに思ってた。ある日帰宅して郵便受けを開けてみると中から蛙が一匹飛び出してきて思わずのけぞった。ポストの中には「!」と書かれた紙切れが入れられていた。
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#呟怖
昔、見知らぬアドレスから「あけましておめでとう」のメールが届いたのでつい出来心で「どういたしまして」と返信したことがあった。それから数年後に結婚し娘が生まれたのだが、その娘が妙な文脈で「こちらこそどういたしまして」と口にするのでどこか心がざわつく。
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#呟怖
近所の道端に手袋が転がってるのとか見かけたことある人いると思うけど、きちんと「中身」が入ってないことを確認してる人ってどれくらいいる?
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#呟怖
「レバノン国境付近で凍死したシリア避難民にではなく、不倫の加害者に寄り添います」
「救助活動中に命を奪われたホワイトヘルメッツの隊員にではなく、不倫の加害者に寄り添います」
「ロシア空軍から攻撃を受けている東グータの非武装市民にではなく、不倫の加害者に寄り添います」
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#呟怖
記録的大雪の中、自分の前を歩く男の残す足跡がひとり分多い気がしてならない
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月夜の団地で昔鬼ごっこをしたことがあります。鬼は麦藁帽子を被った腕が6本ある男の子で明らかに私たちとは違う世界の子だと思いました。やがて鬼ごっこにも飽き、皆がそろそろ帰ろうかと言い出した頃、男の子は一人悲しそうに顔を歪め、裏手にある山の方へと消えて行ったのです。
#呟怖
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#呟怖
「あ゛ーーーーー・・・」「あ゛ーーーーーー・・・」「あ゛ーーーーー・・・」「あ゛ーーーた゛ーーーーま゛ーーーーた゛ーーーーへ゛ーーーた゛ーーーーい゛ーーーーー」
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町を歩いていると女の霊から声を掛けられた。私は無視したが、そいつはしつこく追ってくる。鬱陶しく思ったので、私は「もう一度死にたいのか?」とその女に問い掛けた。その後、女は追ってこなくなった。無論、霊の殺め方など知らないが、危うく同じ女を二度死なせるところだった。
#呟怖
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「偶然見つけた道祖神の石碑を蹴ってみたんだ。その夜に夢を見た。のっぺりとした面を被ったヤツに金槌で頭を撲られる夢だった。あの程度のことで怒るとか沸点低すぎ。次はぶっ壊してやる」
そう言った彼は次の日に死んだ。馬鹿過ぎる。死んでくれてよかった。
#呟怖
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#呟怖
教室でハロウィン仮装パーティーをやっていた
マスクを被った男がドアに板を打ち付け、鉈で一人一人襲い始めた
辺りは血の海、そして死体
とうとう私だけになった
その時、犯人がマスクを脱いだ
付き合ってる彼氏だった
そして満面の笑みで訊ねた
「どう?怖かった?」
https://twitter.com/suika_sheep/status/920563661302726656
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#呟怖
「バスの料金表示がおかしい、読めない」
「行先が梵字?」
「誰か後ろで吼えてる、怖い」
「運転手、頭が無いぞ」
「前の席の奴の頭が割れて牙が出てる」
「笑い声…泣きたい」
…等のメッセージはバス転落の2時間後まで発信されていた
彼の遺体はまだ見つかってない
https://twitter.com/suika_sheep/status/916140884911046656
twitter投稿日 2017/10/06
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#呟怖
嫌いな教師の授業で前に出て、喉をカッターで掻き切った生徒がいた
彼女はクラスで虐めも受けていた
新聞やテレビに予告しており、大騒ぎになった
記憶に植え付ける為
トラウマにする為
だが、虐めの主犯格は今も酒が入ると自分の武勇伝として嬉しそうにその事件を語る
https://twitter.com/suika_sheep/status/925200035125403648
twitter投稿日 2017/10/31
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#呟怖
真夜中に狭くて山深い峠道を走っていた
道端に老人が大の字で通せんぼしている
「引き返せ!」
無視して先を急ぎ、300m程走ったら、さっきの老人が飛び出してぶつかった
降りて見たら老人は居なかった
車は地蔵を轢いていた
そして、地蔵の先は崖だった
https://twitter.com/suika_sheep/status/915780303125323776
twitter投稿日 2017/10/5
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#呟怖
「せ、先生!いじめっ子のA君が血を流して藻搔いています。どうしましょうか?」
「落ち着いて。深呼吸して。」
「落ち着いた?
A君の様子は?」
「そうか。
なら、A君をよく見て」
「見た?」
「じゃ、もう一度。今度はしっかり刺してみようか」
https://twitter.com/suika_sheep/status/912157231214239745
twitter投稿日 2017/09/25
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秋雨の降るこの季節、街ではよく「傘女」と呼ばれる妖怪が出没する。雨のバス停や駅のホームに黒い傘を差した裸足の後ろ姿がズラーっと並んでいたらすぐにその場を離れたほうがいい。彼女らは極度の恥ずかしがり屋の為、見つかると喰い殺されるかアナタもその行列の一員になってるかもしれない。
#呟怖
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#呟怖
「ママ、ホンキになるのと、ムキになるってどうちがうの?」
「ここが烏兎、ここは頸動脈、ここは後頭部、そして肝臓、腎臓、心臓…
…こういう所を少ない手数で仕留める時の気持ちが本気、静かになったのにまだ刺したり突いたりを止めないのがムキになるって言うのよ」
https://twitter.com/suika_sheep/status/909259628881440768
twitter投稿日 2017/09/25
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#呟怖
知人に若くて綺麗で財産のある未亡人が居る
彼女に言いよる数多の男は家に招待され、彼女の卸した瓶詰めの胎児を見せられ、可愛いねと言わされる
そして事に及ぶ時に「貴方の子供『も』欲しいの」と囁く
男は二度と近寄らなくなる
そんな彼女がこの度再婚するらしい
https://twitter.com/suika_sheep/status/907160196035657728
twitter投稿日 2017/09/11
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#呟怖
その神社の境内に久しぶりに立った
小さい頃に皆で隠れんぼをして、女の子が鬼になった
いつまで経っても静かだったので皆で探した
襲われ、悪戯され、死んでいた
神も仏もあるものか!
拝殿にそう言い放つと背後から肩に手を置かれた感触
そして、あの女の子の声
「みーつけた!」
https://twitter.com/suika_sheep/status/935711430455599104
twitter投稿日 2017/11/29
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#呟怖
首が折れ、片腕と太ももが砕けたフィギュアの修理を頼まれた
修理の方が高くつくから買えばと言ったがそれでも修理をと押された
衝突事故に遭ったが無傷で済み、自室に帰ると毎朝声をかけていたフィギュアがこうなっていたらしい
この修理、気合いを込めなきゃな…
https://twitter.com/suika_sheep/status/926656705169039360
twitter投稿日 2017/11/04
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#呟怖
うちのお父さん
うちのお父さんは、コンクリートのゲタをはかせるのが大好きです
めったに上がってこないからいいんだって
この前、ちょうど10人目のお客さんにはかせたそうです
海底散歩させてやるとか言ってました
https://twitter.com/suika_sheep/status/923756848963919872
twitter投稿日 2017/10/27
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買い物に出かけた妻が、買い物袋で両手を一杯にして帰ってきた。
半透明の袋の中に、大量の髪の毛や赤黒い血液が透けて見える。
「ねえ、何があっても私のこと愛してる?」
台所で妻が呟くように問いかけた。
ごろり、と袋から転がり落ちたモノと、目があった。
#呟怖
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「なんかヤバいのがこっち来てる!」
僕の家から帰りかけた友達が血相変えて飛び込んで来た。
慌てて隣のおじさんの家に助けを求めに走る。
家の中で、おじさんは首を吊ってぶら下がっていた。
コン、コン
ノックの音が聞こえる。
「た だ い ま…」
誰かがゆっくりとドアを開けた。
#呟怖
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夜、縁側で涼んでいたら、井戸のポンプがキイキイ鳴り出して、赤い水が吹き出した。
びっくりして姉ちゃんに泣きついたら、いきなりぶん殴られた。
なんでも女性に月イチでくる奴が初めて来た時に現れる妖怪らしい。
なにもそんな盛大に告知せんでも…
あと姉ちゃん、顔面グーで殴らんでも…
#呟怖
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子供の頃、和室にかけられているご先祖様の写真が、どこにいても目が合うのが怖かった。
「ちゃんとお参りしとるけえ、私らを見守ってくれとんよ」
お婆ちゃんが教えてくれた。
迷惑かけてもニコニコしていたお婆ちゃんだ。
大人になった今、どこからみても写真のお婆ちゃんと目が合わない。
#呟怖
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友達の家でスーファミで遊んでいたら、トイレに行きたくなった。
トイレの場所を聞いて部屋を出ようとすると、
「今、この家、俺達だけだから」
友達が前を見たまま言った。
「誰かに呼ばれた気がしても返事しちゃ駄目だよ」
廊下の奥の扉の隙間には、誰かの白い足の爪先が覗いている…
#呟怖
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「私を騙したのね」
別れ話を切り出すと、女の目がイっていた。
やばいと思って早々に退散。
翌日には部屋に猫の死体が投げ込まれていた。
危険を感じて警察に相談すると、今夜はここで保護するという。
警官は交番の窓を全部施錠すると、こちらを振り返って、
「娘を騙したんだね」
#呟怖
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最近住み始めたアパートに、毎晩女が訪ねてくる。
「助けて下さい!」
ドンドンとドアを叩く音。
俺が顔を出すと、驚愕の表情をして消えるんだ。
今の顔、何度見てもソソるよな。
あの女は俺が殺したんだ。
この家に逃げ込もうとして、たどり着けなかったのさ。
#呟怖
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中学に入り、ほとんど親と口をきかなくなった娘が、母親の手伝いをしていた
掃除、洗濯、部屋の片付け
家事をこなす娘の姿に、成長を喜ぶとともに、不覚にも少し涙ぐんでしまう
夕食は手作りハンバーグだった
「ねえ、お父さん」
「ん?」
「わたしね、来年お母さんになるの」
#呟怖
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独り暮らしなのに、
洗面台の排水口に、見たことのない長い髪の毛がちょいちょい絡んでいる事がある。
試しに、藁人形の中に入れて、釘を打ち込んでみた。
壁という壁から、ギャーーという叫び声が辺りに響き渡った。
その夜、アパートは全焼した。
#呟怖
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祖母の家の近くに、右腕を切り落とされた剣豪を祀る神社があり、人形等の右腕を納めると破魔の功徳があるといわれている。
「昔はその効果を高める為、自分の腕を切り落として、呪殺を願った事もあるらしいな」
父は笑いながら言った。
私は話半分に、温厚だった隻腕の祖父を思い浮かべていた。
#呟怖
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#呟怖
あの子は靴を忘れて行った。
僕は、どうしようもなくあの子が好きだった。
「近づく口実になるかな?」僕は靴を拾い上げた。
参ったな。今日の雲は、降りそうだ。夕方ごろに。
「もう関係ないけどね。」
僕は、手すりから身を乗り出すと、空へと飛び出した。あの子に会いにいくために。
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#呟怖
新しく入社したおっさんは短気で乱暴な嫌われ者、俺は毎日のようにキレられた
ある日、とうとうキレた俺と口論になった
翌朝、俺のロッカーに大きな傷が付いていた
犯人探しでおっさんは真っ先に疑われ、居づらくなって退職
平和になり、皆が喜んでいる中
俺は汗だくの手でコインを握りしめた
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妻は早くに親を亡くした
どうせ身寄りもないしと、俺は喧嘩した時に妻を殺した
それ以来、肩が重い
憑かれたか?イライラする
「パパ、ママはどこにいったの?」
「パパがおんぶしてるだろ?」
どうせ見えやしないし
自暴自棄にそう言うと、娘は首を横に振った
「そのおじいさん、だれ?」
#呟怖
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夜中だというのに公園で小さい子供が遊んでいた。
「こんな時間に何してるの。お父さんと、お母さんは?」
「おとしたの」
小さい女の子は嬉しそうに『おとしだま』と書かれた袋を見せてくれた。
袋にはお父さんとお母さんと書かれた紙がみえた。
「おじさん、名前教えて」
(#呟怖 #返怖 可)猿
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冬の夜道を
缶コーヒー片手に歩いていた
「今日も寒いな」
何気なく薄明りがついた雑居ビルの窓を覗くと、髪の長い女がこっちを凝視しているのがわかった
急いで視線を外し
駆け足で自宅へ帰り、家の鍵を開ける
「嫌なもの見ちゃったな」
僕は気付けなかった
姿見に写る、髪の長い女に
#呟怖
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雪道で転んだ
後頭部を強く打ち、一瞬意識を失った
ハッとして起き上がると
目の前には白い着物が
綺麗な女性だなぁ
彼女は笑顔で手を差し出す
うれしいけど、この人って…
「あ、あの。失礼ですが、雪女さんですか?」
綺麗だけど、氷漬けはちょっと…
「いいえ?お迎えよ」
最悪だ。
#呟怖
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君がいなくなったときも
雪が降ってたね
もう疲れたよ
君は怒るかな?
それとも笑って許してくれるかな
先立った君を追い掛けようと
天井に吊した縄に手をかけたら
縄がひとりでに切れた
「生きろってことか」
つめたいね…君は。
#呟怖
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#呟怖
溺れる夢をみた。泳いでも泳いでも、何かが邪魔して上がれない。苦しい。
「ーー!?」目を覚ますと、隣には彼女の寝顔。僕の胸元には濡れたタオルが。寝汗を拭いてくれたのか。ありがとう。そっと彼女の頭をなでた。
数日後、そこにタオルがあったことを疑うべきだったと、心の底から後悔した。
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姉は今日もリビングの椅子に座っている。家族は目をそらし、それを見て見ぬ振りをする。頭蓋は陥没し、眼球が飛び出して傷口からは痛々しく血液が垂れているが、それが床を汚すことはない。姉は数年前、電車に飛び込んだ。だから、そこには存在していないのだ。僕らが見ているのは、姉の影だ。
#呟怖
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夏休みの終わり、裏山で会った不思議な男の子が最後に案内してくれた秘密の場所で、目の前のつやつやした赤い実に手を伸ばしたら突然背中を殴られた。「お前の兄はそれを食べて死んだんだぞ!」ともの凄い剣幕の祖父。「――畜生」低い声に振り向くと真っ黒に干からびた兄がこちらを睨んでいた。#呟怖
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老舗デパートでの話。ある商品のワンピースの裾から、女の脚が出ていた。女性従業員は驚いたが何故か咄嗟に似合ってるわよと声を掛けると、脚は軽く飛び跳ね消えた。彼女には先天異常で両膝下の無い中学生の娘がいる。後日、ワンピースを着て踊る夢を娘が見たらしいと、彼女は涙ながらに語った
#呟怖
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横で共に踏切を待つ女の様子が変だ。まさか飛び込まないよな…。やがて電車が近づくと女は突然叫び声をあげた。ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!!すると別の男がエ!?エ!?と言いながら何かに引っ張られるように電車に飛び込み弾けた。膝から崩れ謝り続ける女は、子供の玩具を握っていた。
#呟怖
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新築マンションに入居。快適だが、ある特定の時間に一瞬何かが見える。天井から床へと瞬時に通り抜ける影。それは『人』だった。この建物は古いビルを壊し、面積を広げ建てられた。つまり旧ビルで飛び降りた人が今も同じ位置で繰り返し…。一階の住人がすぐに去ったのは、落下地点だからか…?
#呟怖
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母が山へ行こうと言う。何度も何度も何度も。僕はそれを無視し続ける。父や祖父母は皆母の言葉に従い山へ行った。幸い幼い妹には母の声が聞こえてないようだ。「お母さんを見つけてよ…」母が低い声で言う。そうしてあげたいけど、なら何故皆帰って来ないの?僕は恐ろしくて、ただ沈黙を続ける
#呟怖
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明け方目覚めると、全身血と泥に塗れていた。妻と娘にバレぬよう寝間着は処分。だが別の日も同じ事が起きた。寝てる間に、俺は一体何を…?ある夜誰かの声に目を覚ますと、森の中にいた。背後で「何でいるの?」と聞こえ振り返る。男の死体、そして娘。まさか…。大丈夫だ、父さんが何とかする
#呟怖
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#呟怖
一週間の簡単な検査入院だ。
その日も病室のベッドで横になっていた。
朦朧としてくると変な幻覚を見た。
自分は汚れたベッドの上に横になっていた。
包帯を巻いた自分の腕は火傷のように爛れて蛆が這いまわっていた。
幻覚から覚めると綺麗なシーツの上だった。その幻覚は私の記憶ではない。
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#呟怖
私の頭上には大きな顔が浮いている。
私が良い行いをするとそれは満面の笑みを浮かべ福々しいニコニコ顔になる。
さらに気分が良いと金粉のようなものをまき散らす。
逆に私の行いが悪いとそれはボコボコに殴られたみたいな顔になる。
ドブのようなものを口から吐き出して自分の周りが臭くなる。
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#呟怖
ニューヨークの某所に細い裏路地がある。人一人が通れるビルの隙間といった感じだ。
そこを通ると壁からいきなり毛むくじゃらの太い手が生えてきて思いっきり殴られれるというのだ。
ニューヨーク在住の霊能者によるとそれはノックアウトゲームで打ち所悪く命を落とした白人男性の霊だという。
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#呟怖
山奥で一人キャンプをしていた。火を見つめて気づくと向かいに一つ目の坊主がいた。
目は大きく見開いているが鼻と口は小さな突起のようで判別しづらい。体は小さく小僧の衣のようなものを纏っている。
何もしゃべらずただ火を見つめていた。小僧の大きな瞳に火が反射してなんだか綺麗だった。
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#呟怖 (創作怪談)
都会某所。富裕層に猿脳を出してくれるお店を紹介されて行った。有名な中華料理屋のビルの地下にあった。
木の台に固定されていたのは猿とは思えない。その生物の体系は小さく猿と似ているが顔はどう見ても人間のおじさんだ。やがてぱかっと頭蓋が外されたがそれの目は動いていた。
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#呟怖 (創作怪談) 私は昔、人形作家をしていた。結構名の知られた作家だった。ある日不注意で火事を出してしまい家は全焼、大切な人形も燃え尽きてしまった。
それから数年がたった。夜寝ていると焼け爛れて皮膚が剥がれた人形が私の首を絞めている。跡形もなく燃え尽きたはずの人形が。
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#呟怖 (創作怪談)
ある日、たまたま飛び降り自殺を目撃した。
偶然に窓の向こう、落ちていく女性の姿を見た。
目があった気がしたんだ。それから窓を見れなくなった。
窓を見ると逆さの女と目が合うんだ。どの窓を見たって落ちていく女性の姿を見る。
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#呟怖 (創作怪談)
男がトイレの個室に駆け込んでいった。バタンと扉が閉まりやがて苦しそうな声が聞こえてくる。
酷い便秘なのかと思ったが急に「ぎゃあああああああ!」と叫び声が聞こえバシャンっと何かが飛び散る音が、
個室の中は大量の血が飛び散り男の姿は無かった。
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粒々が怖い・・・いわゆるトライポフォビアに悩む女性。美人で評判だった。ある日鏡を見ると自分の顔が粒々で覆われた「蓮コラ」の状態。それは巣からはみ出た蜂の子のようにうねうねと蠢いている。彼女以外の人間にはそれが見えない。粒々を自分の顔から剥ぎ取ろうと彼女はハサミを手にした。
#呟怖
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#呟怖 (創作怪談)
猫を轢いてしまった。そのままにして行った。数日後その道を通ると轢いた猫は道で平べったくなり、いわゆる猫せんべいになっていた。
その猫せんべいは地面から浮きあがり、手裏剣のように回転して私の方に高速で飛んできた。私の首をはねた。
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